残業代の未払いは「ブラック企業」として企業のイメージを悪化させてしまう恐れがありますし、給与や残業代に関する問題は、たとえ軽微な間違いであったとしても従業員との信頼関係を失う要因となってしまうこともありますので、人事労務担当者としては慎重な取り扱いが必要です。 今回は、労働基準法の労働規制、割増賃金の種類と割増率などについて、簡単に解説していきます。 1.労働基準法の労働規制 労働基準法では、1日8時間、週40時間を法定労働時間と定められています。(但し、商業、映画・演劇業(映画製作の事業を除く)、保健衛 ...